テイクアウト用の使い捨て容器には、たくさん種類があります。
ネットで検索するとショップもたくさんあって、ズラズラーと商品が並んでますよね。
その中で、どれを選ぼうか迷ったことはありませんか?
う~ん・・・ たくさんあって選びきれないな~
何に気をつけて選べば良いのかな~
実際にお客様が迷われる声を普段お聞きします。
ネットで検索して理想の容器を探すのも時間と労力が結構かかりますよね。
コレにしようと決めて届いてみたら、思っていたのとちょっと違ったり。
意外と失敗談もよく聞きます。
今回は、容器選びでお困り方に、チェックすべきポイントをご紹介します。
失敗しない容器の選び方、ぜひ参考にしてみて下さい!
テイクアウトの容器選びはここが大事!選び方5つのポイント!
- その容器は電子レンジ対応?
- 汁漏れしにくいフタ選び
- 食べる人のニーズに合わせた容器の大きさと仕切り
- 料理は見た目も大事!見た目に影響する色や柄
- 容器代にはどれぐらい割けるか?
順番に詳しくご紹介していきます!
その容器は電子レンジ対応?
テイクアウトの場合、家や会社などに持ち帰り、レンジで温め直してから食べる方が多く、そのため容器は電子レンジ対応の「耐熱性」のある容器を選ぶことが最善です。
*「レンジ対応」と記載があってもフタは耐熱性でない場合もあります。その場合は、フタを外してからレンジで温める必要があるので注意が必要です。
商品写真を見るだけでは対応品であるかどうか素材や質感がわかりにくいので、商品の説明欄や素材の確認をして、電子レンジが使える容器かチェックしてみましょう。
電子レンジ対応品はもはや必須なんだね!
汁漏れしにくいフタ選び
少し専門的な言葉を使いますが、容器のフタには「嵌合性」があるフタと乗せるだけのフタがあります。
嵌合性があるフタというのは、容器本体にパチっとはまる蓋のことです。
(嵌合=カンゴウと読みます。)
容器本体に密着してハマる嵌合性の高いフタは、汁漏れしにくく、乗せるだけのフタだと隙間ができるので汁漏れのリスクが高くなります。
また、嵌合性の低いフタは、テープや輪ゴムで止めるなどの一手間がかかったり、異物混入の心配もあります。
パチッとはまる嵌合蓋は、汁漏れ対策や衛生面でもメリットがあります。
「内嵌合蓋」と呼ばれるフタは特に密封されるので、カレーや汁気の多い料理に向いています。
ただ、食べる際には逆に開けづらいという面もあります。
作り手としては、より嵌合性の高いフタの方が汁漏れしにくく、手間もかからず、心配事も減りますが、食べる側が、子供さんやご年配の方だと「開けにくくて困る」というお話はよく聞きす。
そんな時は、蓋にベロ(開け口)がついている物を選ぶと解消されます。
手間や作業効率を考えるのも大切だし、中身がこぼれたら大変だもんね!
品質を守るためにも大事なことだね!
食べる人のニーズに合わせた容器の大きさと仕切り
仮にお弁当をテイクアウトメニューとして出すとします。
どんなお弁当にするかを考える時、
・どんな客層に向けて作ろうか?
・おかずの品数は?
・ご飯やおかずの量はどれぐらい入れようか?
など、作ろうとするお弁当によって容器の選び方がかわります。
例えば、働き盛りの男性向けのお弁当であれば、ご飯の量がたくさん入るのが良いだとか、女性向けであれば、量より品数を多くして、9ツの仕切りに分けて少しずつおかずを盛りたいなど、作りたいお弁当によって大きさや仕切りの数が違ってきます。
カレーであれば、ルーとご飯はまざらないように仕切りが必要だし、汁漏れしにくいフタ付きの容器にしようなど、入れる量や料理の内容を具体的に決めることで適した容器が見つかります。
また、仕切りを上手に活用することで、色や味の移り変わり防止にもなります。
私は量よりもおかずの種類が豊富なお弁当を食べたいな!
フィルムケースやアルミカップを使う場合もあるので、仕切りの数や大きさはよく考える必要が出てくるね!
料理は見た目も大事!見た目に影響する色や柄
テイクアウトメニューには和洋中と種類も豊富ですが、選ぶ容器の色や柄によって、より料理が引き立ち映えたり、逆も然り、向き不向きな色合いがあったりします。
黒と白は定番で、どんな料理にも合うのでよく使われています。
黒にすることで重厚感や高級感が出たとか、逆に白の方が高級感が出るなど、料理の色によっても感じ方がかわります。
松花弁当などは、彩りをより引き立てる赤が効果的であったり、サラダは透明が多いイメージですが、木目柄などを使うとおしゃれ感が増します。
どの料理には何色と決まっているわけではありませんが、それぞれの料理に合ったイメージ色があったりします。
茶色のクラフト素材の容器は、エコ容器としても人気が高く、カフェのイメージにもピッタリです。
容器の色や柄が商品価値を高めてくれる場合もあるので、意識したいところです。
何を食べるか見た目で決めちゃうことってあるある!
美味しく見せる詰め方や盛り付け方はSNSとかでもよく見るようになったし、それだけ見た目も購買意欲に大きく影響してくるってことだね!
容器代にはどれぐらい割けるか?
まずは価格を見て容器を決める人も多いのではないでしょうか?
目安としてよく言われるのは「容器代は販売価格の5%ぐらいが理想」とされています。
500円でお弁当を売るのであれば、25円前後の価格帯で容器を決めることになります。
でも、それじゃ機能性が高い容器を選べないよ~
高くてもおしゃれな容器を使いたいじゃん!
確かに、選べる幅が狭くなって、他店との差別化がはかれなかったりするのも辛いところ。
せっかくのお料理は美味しく食べてもらいたいし、見映えもするテイクアウトメニューを作りたいと思うのは当然ですよね。
そんな時は、宣伝広告費をかけるつもりで理想の容器を選んでみてはどうでしょうか?
美味しそう、見た目がおしゃれ、他にはないとなれば、口コミで広がったり、SNSで拡散されたり、結果、売り上げ増にもつながり、お店のブランディングも高まります。
実際に販売価格の10%ぐらいを容器代に注ぎ売り上げを伸ばしている店舗様もあります。
容器の価格は、それらを加味した上で総合的に判断することをおすすめします。
また、昨今の原油価格の高騰でプラスチック製品はちょうど値上げの時期です。
全容器メーカーで2022年2月~3月以降、約10%の値上げで価格改定が実施されています。
やるからには利益も大事ですので無理はしすぎず、必要最低限の機能性や容器以外での見た目の工夫も考えたいところです。
どんなメニューにするかは考えたけど、経費や利益のことは考えてなかった!必要以上に高すぎる容器を使うのももったいないし、盛り方の工夫も考えなくっちゃー
競合店が使っている容器や販売価格、地域の相場価格やニーズなども把握しておくと決めやすいと思うよ!
学生さんが多い地域とOLさんが多い地域では容器選びや相場価格も違ってくるからね!
まとめ
もう1度、簡単にまとめると
- 電子レンジが使える容器か?
- こぼれにくいフタが付いているか?
- 容器の大きさや仕切りの数をどうするか?
- 色や柄は何色が料理に合うか?
- 容器代はいくらまでにするか?
以上が主な容器を選ぶ際に考えたい5つのポイントとなります。
機能性の面では容器メーカーさんも需要を踏まえ、お客様の声を吸い上げて作っているので、使用するのに大きなハズレはないと思います。
見た目の面では各社違いはありますが、料理の内容・詰め方・盛り付け方によっての違いが大きくなるので、容器だけに頼らず工夫も必要だと思います。
環境問題への配慮もこの先必要となってくると思うので、それはまた別の記事で書きたいと思います。
↓ 環境に配慮したエコ容器の記事を書きました。ぜひ参考にしてみて下さい ↓
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
コロナ禍で大変な思いをされている飲食店様のお役に少しでも立てれたなら幸いです!m(_ _)m
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